外国人観光客が日本で食べたいもののランキングで常に上位にあがるのが「焼き鳥」。お酒のお供としてはメジャーな食べ物である焼き鳥も、実はとても奥が深い。今回は札幌でもARマガジンの掲載店舗から6店を厳選。いずれも味自慢の名店なので、あなたのお気に入りのお店を見つけてみては。
札幌の老舗で腕を磨いた店主が焼く串が人気の「やきとり まる房ず」
ひとつひとつを炭火でじっくり焼き上げており、大きめのサイズのジューシーな串は食べごたえ抜群。
一番人気のメニューは「牛タン(630円)」。一度茹でてある牛タンをさっと焼いてから、壺入りのタレをたっぷりつけて提供している。長時間火にかけないため柔らかい状態の焼き上がりになっており、タンシチューのようなトロトロの食感がありつつ、香ばしい炭火の風味が感じられる。そのほか、定番の「とり(380円)」や20~25分じっくりと焼き上げる「新子(800円)」などがよくオーダーされるとのこと。
店内は暗めの照明で木を基調とした、どこか懐かしい昭和の雰囲気が漂っている。席数はカウンター12席と掘りごたつの小上がり(最大8人ほど)が一室のみ。
早い時間はサラリーマンでカウンターが埋まるが、2~3次会の時間帯になると若い人も多くなるとのこと。
やきとり まる房ず
住所:札幌市中央区南5条西3丁目 5・3ビル 1F
TEL:011-532-2989
営業時間:18:00~翌1:00
定休日:日曜・祝日
平均予算:3,000~4,000円
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新しい焼き鳥スタイル、焼き鳥ピンチョスを提供する「焼鳥 Ajito」
「焼き鳥を温かい状態で色んな種類をたくさん食べてもらいたい」という思いから生まれた、「焼き鳥ピンチョス」という一口サイズの串を提供している。
人気メニューは「鶏レバーのゴルゴンゾーラ味噌串(税込み180円)」、豚の網脂で巻くことでジューシーさをプラスし、旨味を閉じ込めた「網脂巻きつくね(170円)」など。使う肉の種類、部位、ソースの組み合わせは、すべて店長の佐藤さんのアイディア。洋の食材に合うようにアレンジすること、珍しい部位、オリジナルソースにこだわっており、他店にはないAjitoならではの串を生み出している。
焼き鳥と共にいただくワインは、ボトルが23種、グラスが15種で、値段は2,900~6,400円。以前より焼き鳥とワインの相性の良さを活かしたいと考え、ワインの販売員を経験した佐藤さんが「Ajitoの串に合うもの」にこだわり厳選している。
焼鳥 Ajito
住所:札幌市中央区南4条西1丁目5-2 SB4-1ビル 2F
TEL:011-272-4210
営業時間:月~木 17:00~翌0:00(L.O.23:30)/金・土 17:00~翌1:00(L.O.24:30)
ランチ:月~金 12:00~15:00
定休日:日曜(翌日が祝日の場合は日曜営業)
平均予算:3,500円
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豊富な漬物と、漬物を使った創作料理が味わえる「風味や KADO」
「風味や KADO」は、「漬物」をテーマに様々なメニューを提供している人気店。
季節のものなどを含めた全国各地の漬物を厳選して30種以上提供している。全国各地の漬物屋と長い間取引を続けてきた風味屋ならではの、良質な漬物が豊富に提供できるのが風味やの強みだ。また、店舗で漬けた旬の食材の浅漬けも提供している。
人気メニューは「漬物盛り合わせ(7点盛り:750円/15点盛り:1,500円/単品メニュー:各種300円)」や、「漬物巻串(盛り合わせ6種:1,000円/単品メニュー:各種180円)」。「漬物巻串」は漬物を豚肉で巻き炭火で焼いたもので、他にはない食感を楽しめる「風味や」オススメの一品だ。
漬物以外にも、「炭火串焼き(串盛り合わせ5種:750円 など)」や「炙り盛り合わせ(ほっけ半身・ハラス・ししゃも:1,200円)」、「お刺身5点盛り(1,200円~)」など豊富に取り揃えている。
風味や KADO
住所:札幌市中央区南4条西5丁目4-3 第3串武ビル 2F
TEL:011-520-8577
営業時間:日~木 17:30~翌1:00/金・土 17:30~翌3:00
休日:不定休
平均予算:3,000円
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バラエティに富んだ串とワインを楽しもう「YAKITORI&WINE BARSAMICO」
焼き鳥×ワインスタイルが楽しめる新感覚バル。
鶏肉は全てお店で処理を行い、備長炭を使用し炭火焼にしている。定番の「もも(130円)」や「つくね(200円)」などのほか、「つなぎ(心臓と肝臓を繋いでいる部位)」や「そり(骨盤の内側にあるピンポン玉大の筋肉)」、といった、「BARSAMICO」でしか食べられないような稀少部位(全て220円)も好評。本来処理する際に捨ててしまうような珍しいものの中でも、特に味の良い部分のみを提供しているとこのこと。
串と共にいただくワインは、串の味にマッチしたものを中心にセレクト。ボトルで2,800円からとリーズナブルで、グラスワインでもいただくことができる。
二次会の利用が多いが、コースメニュー利用の一次会からのグループも多く、カウンターがあり、店の雰囲気も良いことから「お一人様」もよく訪れるとのこと。
YAKITORI&WINE BARSAMICO
住所:札幌市中央区南5条西4丁目 すすきの寿ビル 1F
TEL:011-213-0010
営業時間:月~木 17:00~翌1:00/金・土 17:00~翌3:00/日・祝 17:00~24:00
定休日:無休
平均予算:3,000円
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こだわりの串と一品料理の店「鳥秀 (トリヒデ)」
「鳥秀(トリヒデ)」は、こだわりの焼き鳥と一品料理が堪能できる店として、2015年4月にオープンし、すでに多くの常連客がいるという人気店だ。
メインの焼き鳥は伊達鶏を使用し、炭火でじっくりと焼き上げることで、外はパリッと、中はジューシーに仕上げている。味付けの塩は、肉の油に負けないよう甘めのアンデスの紅塩と、塩気のある岩塩を選んだ。
一品料理の中で人気なのは北海道ザンギ連盟認定の「鳥秀の手羽先ザンギ」。衣だけではなく中の肉にも味を漬け込むことで深みのある味わいを楽しめる。柑橘系のジュースを使用することで、くどくなくさっぱりとした食べごたえとなっており、ぺろりと平らげることができる。
自身のアイディアとともに、常連客などからのリクエストやオーダーを大事にしており、柔軟な姿勢から生まれる料理が人気を呼んでいる。
鳥秀 (トリヒデ)
住所:札幌市中央区南5条西4丁目4-1 サンヨービル 6F
TEL:011-215-0330
営業時間:17:00~翌4:00(L.O.翌3:00)
定休日:日曜
平均予算:3,000~3,500円
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通いたくなるススキノの名店「のろし」
道産の鶏肉を使用し、炭火でジューシーに焼き上げる。炭火の理由はこだわりではなく「それしか知らない」からだと語る店主には職人らしさが垣間見える。
人気の種類はとりせい、ネック、皮、砂肝など。鶏のほかにししとうなどの野菜メニューや、上富良野のブランド豚である「地養豚」がいただける。
また、おでんも提供しており、日高昆布をベースとしたダシを生かした味が絶品。大根を前日から漬け込むなど、具は食材の性質ごとに入れる時間を調整し、味が丁度よく染み込んだものを提供している。
人気メニューは大根、しらたき、たまごなど。その他、サトイモの一種で甘みや粘り気が強い「エビイモ」といった珍しい品なども提供している。
豊富に取り揃えられている全国各地の日本酒と共に、クオリティの高い焼き鳥とおでんを楽しんでみては。
のろし
住所:札幌市中央区南6条西4丁目5-8 山形会館 3F
TEL:011-552-5122
営業時間:18:00~翌2:00
定休日:日曜・祝日
平均予算:3,500円
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