サツエキエリアにある老舗の喫茶店「カフェ エッシャー」。
店名の由来は、エッシャーのだまし絵から。地下にある店へと続く道が、有名な階段のだまし絵を彷彿とさせる。
扉を開き、50~60年代のジャズやボサノバが流れている店内に足を踏み入れると、ピンクの公衆電話があるなど、どこか懐かしい雰囲気が感じられる。ふわりと香るのは、喫茶店なのにコーヒーではなく食欲を刺激するカレーの匂いだ。
コーヒー専門店で修業を積んだオーナーが独立し、「カフェ エッシャー」をオープンさせたのは、今から23年前のことだ。24年目となる現在も人気が衰えないのは、メニューに取り入れたカレーが好評だからだ。
当初カフェとして美味しいコーヒーを飲める店を目指していたが、土地柄しっかりとしたランチが必要だと考えて出したカレーの評判が高まり、気が付くと「いつものカレー屋さん」と言われるようになっていた。
もともと好きだったカレーを作るにあたり、札幌や東京の店を食べ歩き、独学で現在の味を作り上げた。20kgのたまねぎを5時間かけて炒めると、水を入れずともスープのように水分が出てくる。その甘みと旨みが存分に引き出されたたまねぎがルーをのベースだ。
完成したルーは、三分の一が出た時点で売り切れとし、次回の仕込みに使う。つぎ足しつぎ足しの要領で作られている「カフェ エッシャー」のカレーは、老舗の味が脈々と受け継がれている。
さらさらとしたほどよい中辛で、じゃがいもやにんじんなどの具がゴロリと丸ごと入っている。最近ではスープカレーなどでよく見られるようになったが、開店当時は珍しく、よく言及されたとのこと。大き目の具はスプーンで容易に切れるほどに柔らかく食べやすい。
人気のメニューは「なすとひき肉のカレー」。定番の組み合わせだが、野菜が存在感を持った大きさなので意外にも食べごたえのある一品だ。福神漬けと共に出される野沢菜との相性もバッチリだ。
表の顔はカフェであるため、コーヒーにもこだわりがあり、オリジナルの調合と焙煎によって淹れられている。その香りと味によって、案外コーヒーとカレーが合うのだということに気付かされる。
レトロな雰囲気と共に、コーヒーとカレーを味わおう。
マップ
主なメニュー
数量限定おすすめメニュー
ホタテとブロッコリーのカリー | 850円 |
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ハーブソーセージとオニオンリングのカリー | 850円 |
大えびフライとエリンギのカリー | 920円 |
カリーセット
やさいカリー | 780円 |
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チキンカリー | 850円 |
なすとひき肉のカリー | 850円 |
手作りコロッケと茸のカリー | 850円 |
サーモンフライとインゲンのカリー | 850円 |
かつカリー | 880円 |
大エビフライとエリンギのカリー | 920円 |
豚の角煮カリーセット | 950円 |
※サラダとお飲み物つき
(ブレンドorアイスコーヒーorアイスクリーム)
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ドリンク
【HOT】 | |
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ブレンド | 350円 |
アメリカン | 350円 |
カフェ・オ・レ | 400円 |
レモンティー | 400円 |
ミルク | 400円 |
ウィンナー | 450円 |
ミルクティー | 450円 |
ココア | 450円 |
【COOL】 | |
アイスコーヒー | 400円 |
アイス・オ・レ | 450円 |
アイスティー | 450円 |
アイスミルクティー | 450円 |
生ジュース(バナナ) | 480円 |
生ジュース(レモン) | 480円 |
生ジュース(イチゴ) | 480円 |
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店舗情報
店名 | カフェ エッシャー |
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住所 | 札幌市中央区北2条西3丁目1-18 第25桂和ビル B1F |
電話番号 | 011-231-4430 |
営業時間 | 11:30~15:30(L.O.15:00) |
定休日 | 土曜・日曜・祝日 |
平均予算 | 800~1,000円 |