新施設で味わえる、上質なおばんざいと豊富なお酒が魅力のお店「おばんざい酒場ふくろう」

先日閉館した、ススキノでは知る人ぞ知る旅館「桃葉旅館」。半世紀の歴史を感じさせる外観はそのままに、中はほぼ様変わりするほど改修した施設「DOWNTOWN GARDEN(ダウンタウンガーデン)」が2024年冬にプレオープンした。
2024年4月時点では4店舗が営業しているが、そのうちの一軒が、豊富なおばんざいを味わえる「おばんざい酒場ふくろう」だ。

カフェや飲み屋で培ったスキルが活きた、種類豊富なおばんざい

「女将の岩見さんは複数の飲食店で腕を磨いていた経歴を持つ。当初はカフェを開きたいと考え複数のカフェに勤めていたが、お酒が飲めるお店にしようと方向転換。「おでん酒場Occhi(現立喰酒場Choi平岸店)」や「大衆餃子酒場Choi」などでお酒に合うメニュー作成のスキルを得つつ、料理のアイディアをストックしていった。
そんな女将の経歴を感じさせるのが、種類豊富なおばんざいだ。

行く度に変わるおばんざいが人気

カウンターから見えるメニューは多種多様かつ、なくなり次第別のものに入れ替わっていく。訪れるたびにおばんざいたちが違うため、「今日はどんなおばんざいがあるだろう」と楽しみになる。
どこか家庭料理を感じさせる馴染みある一品やお客さんのリクエストによって誕生したメニュー、旬の食材を生かした料理などもあり、食事のようにがっつり食べたり、お酒のアテとして頼んだりとそのときの気分で使い勝手が変わるのも通いたくなるポイントだ。

定番からその時だけの一品まで、絶品ばかりが並ぶ

定番メニューは「しらすオムレツ」「ふくろうポテサラ」「ねこまんま」。
店名を冠している「ふくろうポテサラ」は、ジャーマンポテト風味のパンチの効いた味わいがお酒に合う一品だ。
「ねこまんま」はごはんにふわふわのかつお節と生卵が乗せられており、味付けは醤油のみというシンプルさが〆の料理として人気だ。おすすめは「おばんざい盛り合わせ(1,500~1,700円)」。お客さんのお腹の空き具合などを聞きつつ、量や種類を調整したおばんざいを6~9品ほどいただける。1プレートで色々食べられるので、まずは1品目としてオーダーするお客さんが多いのだとか。

ビールやウイスキー、ナチュラルワインも。

お酒はお決まりのビールやハイボール、サワーもおすすめだが、「おばんざい酒場ふくろう」としておすすめしているのがワインだ。
想定よりもワインをオーダーするお客さんが多かったと語る女将。現在グラスで赤白3種ずつ提供しているが、これからさらにラインナップを増やしていく予定。特にナチュラルワインや道産ワインの銘柄を広げていくという。
また、日本酒も常時3種用意しており、無くなり次第入れ替わりとなる。

福を呼ぶふくろうが集まる空間で、楽しくお酒とおばんざいを味わおう。

店名は、岩見さんが元々鳥グッズを集める鳥好きだったことと、お店を始めるにあたり翼を広げるイメージがあり、鳥の名前がいいのではないかと考えたため。特にふくろうは北海道にも馴染みがあり福を呼ぶ鳥とも呼ばれていることから、ふくろうに決めたのだという。
店内に並ぶ岩見さんが集めたふくろうグッズ、雰囲気のある置物や食器が、どこかあたたかみのある雰囲気を生んでいる。昔ながらの外観からは想像がつかない、バラエティ豊かなお店が集まる「DOWNTOWN GARDEN(ダウンタウンガーデン)」に店を構える「おばんざい酒場ふくろう」。仕事帰りの疲れた体にしみるおばんざいとお酒を味わいに、ぜひ足を運んでみて欲しい。
Map

Gallery
主なメニュー(一例)

おばんざい

おばんざい盛り合わせ 1,500~1,700円
ふくろうポテサラ 450円
しらすオムレツ 650円
ねこまんま 400円
その他その日のおばんざい各種取り揃え

ドリンク

サッポロ黒ラベル<樽生> 650円
ハイボールデュワーズ/バカルディ/ボンベイサファイアジンソーダ 各600円
焼酎からり芋/和ら麦 各600円
グラスワイン 800円~
日本酒 日替わりで常時3種ほど取り揃え
店舗情報
店名 おばんざい酒場ふくろう
住所 札幌市中央区南5条西5丁目 DOWNTOWN GARDEN(旧桃葉旅館)1F
電話番号 011-596-7180
営業時間 17:00~24:00
定休日 不定休
平均予算 3,000~4,000円

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