塩麹を活用した料理がいただける
すすきのにある「味和久」は、北海道の食材を使った料理と珍しい種類の日本酒が楽しめる人気店だ。
料理は、道産の米と酢造会社の麹菌で作る「塩麹」を使ったメニューを多く取り揃えている。近年注目されている塩麹だが、味和久ではまだ知名度がない頃から料理に取り入れており、「旨塩」と冠しているメニューには塩麹が使われている。
塩麹は調理方法のひとつだと語る店主の澁谷氏。サバを締めるために使ったり、ポテトサラダなどを作ったりするときにも使用している。「ひと手間加えて素材を生かす」というこだわりのもと、応用をきかせ、バリエーション豊かにメニューに取り入れている。
人気メニューは、温泉水と塩麹で作った「とろける温泉豆腐」。無味無臭で体にいい成分が含まれている温泉水で湯豆腐を作り、塩麹で味をつける。とろとろの豆腐とあっさりとした塩麹の相性は抜群だ。
全国各地の日本酒が楽しめる
日本酒は、メジャーな蔵ではないが、信頼のあるものを取り揃えている。安くておいしい、見たことがない酒を選び、15~20種ほど提供している。
味わいをわかりやすく表した「地酒シート」があり、「すっきり」「ふっくら」「力強い」「華やか」に区別されているため選ぶのに便利だと好評だ。ただし、あくまで指標とのこと。地酒シート、お客様の好み、食べる料理と併せて種類を提案する。
一本のみの仕入れにこだわるのは、常連客を飽きさせないためと、今まで飲んだことがない好みの味に出会えればという澁谷氏の思いが反映されている。
また、「味和久」では、日本酒の会、収穫祭などのイベントを月に一度ほどの頻度で行っている。
日本酒の会は、蔵元を呼んで横一列になって飲む「飲み会」として開催している。堅苦しくなく、蔵元も一緒になって酒を飲んで楽しむ、というスタンスだ。
収穫祭は、ひとつの野菜にスポットを当てる。今年行われた「トマト収穫祭」では、30種類以上ものトマトを品種に合った調理法で提供した。トマト嫌いだったが、収穫祭に参加してトマト好きになった人もいたとか。
日本酒の会も収穫祭も、生産者の応援という意味合いと、苦手なものも食べられる、飲めるようになって、食の幅が広がることで、もっと食事が楽しくなれば、という思いが込められている。
「味和久」に行けば、今までにない新たな発見を得られることだろう。
マップ
主なメニュー
フード
とろける温泉豆腐 (1人前) 残った出汁で〆の雑炊:550円 |
800円 |
---|---|
お刺身 | 各種 |
お造り盛り合わせ | 1人前 2,000円~ 3点盛り(2切れずつ) 1,600円~ |
旨塩ポテトサラダ | 700円 |
贅沢カニクリームコロッケ | 1個800円 |
アブラボウズ西京焼 | 1,200円 |
北大短角牛ロースト 山わさび醤油 | 2,000円 |
ドリンク
サッポロパーフェクトクラシック | 650円 |
---|---|
日本酒 グラス1杯 70ml:500円 飲み比べ3種(50cc×3):1,100円 |
|
日本酒 ぐいのみ1杯140ml(燗付け可) | 900円 |
店舗情報
店名 | 味和久(みわく) |
---|---|
住所 | 札幌市中央区南3条西3丁目 都ビル 4F |
電話番号 | 011-251-0380 |
営業時間 | 月~木 17:00~23:00 金・土 17:00~24:00 日 曜 16:00~22:00 |
定休日 | 水曜(不定休/水曜営業の場合有) |
平均予算 | 4,000~5,000円 |