確かな技術とオリジナリティが融合したフレンチ
「Millau(ミヨー)」は、すすきのでカジュアルにフレンチを楽しめる店だ。
シェフの高橋さんは、出身である札幌の有名レストランや東京の星付きレストランを経て、2018年にMillauをオープン。勤めたレストランの良いところを見極め、それらを吸収するという明確な目的をもって腕を磨いていたという。そんな高橋さんの手掛けるフレンチは、前菜からデザートに至るまでしっかりとした伝統の技法を根底に、独自のアイディアが盛り込まれている。
たとえば銀座の人気店「22 (トゥ・トゥ)」に在籍していた頃に考案した「フォアグラのたまり醤油漬け」は、低温調理により冷菜のフォアグラのテリーヌに比べ油や旨味の流出が少ないのが特徴。さらにたまり醤油に漬けることで獣臭さがなくなり、濃厚で食べやすい一品となっている。
「知床豚のグリル ブルーチーズソース」では、ソースに生クリームとチーズ、白ワインを使用している。これは、白ワインの酸でソースにキレを加えることで、ブルーチーズの味わいや香りを生かしつつ、重すぎないソースになるため。グリルした知床豚のジューシーさと、繊細な味わいのクリームソースとのバランスが絶妙な人気メニューだ。
ワインはフランス産を中心に、ルーマニアやポルトガルといった東ヨーロッパの銘柄も取り揃えている。また二軒目利用のお客さん向けに、フランスのリキュールやブランデーも取り揃えており、食事メインでの利用にも、バーとしての利用にも対応している。
札幌に「ふらりとフレンチ」文化を
東京では、若い世代もカジュアルにフレンチを楽しんでいるのだとか。そんな場面を多く見てきた高橋さんは、札幌もそうなってほしいと考えている。
店名の「Millau(ミヨー)」は、フランスの小さな村の名前から拝借した。その村には古きよき村の景観を守るため、両端の山と山を結ぶ大きな橋が架かっている。もっと気軽にフレンチを楽しんでもらえるように、フレンチと道民を繋ぐ架け橋になりたい、という思いが込められている。
フレンチは高級なものではなく、日常的に使うもの。
村にある架け橋のように、気軽にフレンチを楽しむ文化が根付いていない札幌とフレンチをつなぐ「Millau(ミヨー)」で、気軽にフレンチを楽しんでみては。
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マップ
店舗情報
店名 | Millau(ミヨー) |
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住所 | 札幌市中央区南5条西3丁目1 N・グランデビル B1F |
電話番号 | 011-206-6201 |