じっくり作られたおでんと、希少な日本酒が味わえる
「おでん処 わんらうんど」は、女将の斉藤さんが長年作り続けてきたおでんが味わえる店だ。
以前スナックを経営していた際に提供していたおでんをメインとし、2008年11月にオープン。20年近く作り続けてきたおでんは、しっかりとした下準備から生まれる繊細な味わいが感じられる。
前日から水に浸けておいた昆布と鰹節でとった出汁を、毎日具を取り出して冷まして、半分を残して新しい出汁を継ぎ足していく。腐らせないようにしっかり冷やさなければならないため、夏場にはとても時間がかかるのだとか。
具材は、滝川産の鴨肉や愛別産のキクラゲなど、出来るだけ北海道産食材を使用。大根は1回茹でる、油揚げなどの油ものは1回油を抜く、ウトロ産のツブは磯の香りが強いため6回茹で、一つ一つ磨いて汚れと味の濃さを抜くなど、日々細かい作業を行っている。
珍しい一品として、殻のまま漬け込む卵がある。剥いた状態よりも味が染み込むのが遅く3日かかるが、白身が固くならず柔らかいままなのが特徴だ。
おでんと一緒にいただく日本酒は、斉藤さんと息子さんが厳選した全国各地の銘柄を取り揃えている。1年に2回ほど蔵めぐりをし、年1回の研究会にも足を運ぶ。提供しているのはほとんど直接蔵に足を運んで仕入れており、中には一般では売っていない希少なものもある。さっぱりとしたものからクセの強いものまで、訪れるお客さんの好みに合うよう様々な味の銘柄を仕入れるよう心掛けており、お客さんの反応を見て仕入れを変えているとのこと。
子供から大人まで、幅広い客層が足を運ぶ店
「わんらうんど」は日本酒とおでんをじっくり味わうお客さんだけではなく、早い時間から食事をしにくる人が多いことから、人気のポテトサラダを中心に5品ほどいただけるボリューム満点のお通し(1,300円)を提供している。また、お客さんからのリクエストで餃子やカレーも提供しており、中でもみんなでつついて食べられる「キーマカレーメン」はよくオーダーされる人気メニューとなっている。
札幌では珍しい全席禁煙のおでん屋であり、日曜も営業していることから、煙草を避ける妊婦さんや家族連れで来店するひとも多いのだとか。
男女比も年齢層も偏っていない、どんなお客さんでも楽しくお酒や食事が楽しめる「おでん処 わんらうんど」に、是非一度足を運んでみては。
マップ
主なメニュー
フード
お通しボリューム満点の5品 | 1,300円 |
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おでん大根・がんも・こんにゃく・ちくわ・豆腐・しらたき・はんぺん・昆布・魚河岸あげ・わらび・ふき・たまご・たけのこ・じゃがいも・ちくわぶ(各200円) ウトロ産 つぶ(3~4個)(400円) 愛別産 きくらげ(400円) 滝川産かも肉(600円) 海苔椀(三重の海女のり)(300円) |
200~600円 |
お得なおでんセット大根・がんも・こんにゃく・ちくわ・豆腐 | 700円 |
手作りぎょうざ(キャベツいっぱい味噌味) | 6個 700円 |
キーマカレーライスをプラス:800円 | 700円 |
キーマカレーメン | 800円 |
ドリンク
豊富な日本酒のほか、生ビール、焼酎、ソフトドリンク等各種取り揃え |
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店名 | おでん処 わんらうんど |
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住所 | 札幌市中央区南6条西3丁目 おおたビル地下 1F |
電話番号 | 011-513-1775 |
営業時間 | 月~土 17:00~24:00(L.O.23:00) 日祭祝 17:00~22:00(L.O.21:00) |
定休日 | 不定休(日曜営業) |
平均予算 | 3,000~6,000円 |