- マーカス・ボスさんとは?
- マーカスシェフからオファーが。
- MaYへやってきました
- そもそもアップルワインって?
- アップルワインを試飲!
- 1.【POSSMANN】POSSMANN1881(1881 アップルスパークリングワイン)
- 2.【Schneider】2018 Boskoop Alte Bäume mit Speierling(ボスコップ アルテバウム シュパイアリング)
- 3.【Schneider】2018 Graurenette,Christkindler und Weinbirne(グラウレネット クリストキンドラー)
- 4.【Schneider】2018 Kaiser Wilhelm(カイザーヴィルヘルム)
- 5.【Schneider】2018 Ananasrenette(アナナスレネット)
- 6.【POSSMANN】Apfelglühwein(アップルグリューワイン)
- 7.【Schneider】2018 Rote Sternrenette Alte Bäume(ロートシュターンレネット アルテバウム)
- アップルワイン7種まとめ
- マーカスシェフがおつまみを用意してくれました。
- 試飲を終えて
サイトの運営・管理担当。旭川出身のしし座のA型。
40代に突入し、アルコールへの耐性が低下しつつも日々取材にはげんでいます。
こんにちは!
ar magazine スタッフのサイトウです。
突然ですが、みなさんは「マーカス・ボス」さんを知っていますか?
マーカス・ボスさんとは?
マーカス・ボスさんはドイツ出身のシェフで、ヨーロッパの星付きレストランで修行したのち来日し、現在は札幌で北海道の食材を使った商品のプロデュースやイベントへの出店、ケータリングなど、料理を通じてマルチに活動している人なんです。
こちらのイケメンがマーカス・ボスさんです。
たまにヒューゴ・ボスの洋服を着ています(ヒューゴ・ボスはドイツのブランド)。
マーカスシェフは日本人シェフや販売スタッフ、パティシエさんとともに「MaY」という名前でいろいろな活動をしていて、中でも代表的なものが2007年からスタートした「MaY MARCHE(メイマルシェ)」。
自宅のガレージでとれたての野菜やデリカテッセン(惣菜)、手作りの加工品などを直売するマーケットです。
今では「マルシェ」という言葉や販売スタイルは一般的ですが、マーカスシェフの「メイマルシェ」が日本の「マルシェ」の元祖と言っても過言ではないのです。スゴイ!
「MaY MARCHE(メイマルシェ)」の様子。
とにかくオシャレ!
メイマルシェではバカラのシャンデリア(!)で飾られたガレージで、シェフが信頼する農家さんが持ち寄った朝採れの野菜が販売されます。スタンダードな野菜はもちろん、日本ではあまり見慣れない野菜もマーカスシェフのオファーで栽培・販売されることもあるそうです。
商品の美味しさももちろんですが、ビジュアルも大変「映え」るため、東京のインフルエンサーもはるばる足を運ぶのだとか。
マルシェは夏季限定の週一回、しかも10:30〜12:45の約3時間だけ!それでも野菜はほとんど毎回完売するんだそうです。(マルシェについて詳しくはこちら)
メイマルシェでは2016年からアイスクリームの販売も行っていて、アイスクリームも全て自社製造のオリジナル。
なんとアイスを乗せるワッフルコーンまで手作りとのこと。こだわりがスゴい!
マーカスシェフはドイツのフランクフルト近郊の町の出身で、ご両親もレストランを経営しているんだそうです。
(ちなみに札幌市はドイツのミュンヘンと姉妹都市。)
札幌と料理にゆかりのある人なんですね。日本語もペラペラでとっても気さくなナイスガイです。
。。。さて、なぜ私がこんなに詳しくマーカスシェフを紹介しているのかというと、MaYさんの商品パッケージのデザインや「MaY」さんのウェブサイト、こちらを制作しているのが私サイトウでありまして、MaYのみなさん、そしてマーカスシェフともとても長いお付き合いなのです。
ボケボケですがMaYさん主催のイベントでの一枚。
マーカスシェフからオファーが。
11月某日、そんなマーカスシェフから連絡がありました。
マーカス「サイトウさん!アップルワインを飲みに来ませんか?」
サイトウ「アップルワイン?アップルワインって何ですか?」
マーカス「日本でいう”シードル”ですね」
サイトウ「なるほど」
マーカス「今回、ドイツの製造メーカー2社からアップルワインを輸入することになったのです。そしてそのメーカーのアップルワインを輸入するのは日本ではMaYだけなのです!」
サイトウ「お〜、それはすごいですね。宣伝しましょうよ。」
マーカス「7種類あるので、とにかく飲んでみてください。」
サイトウ「わかりました!」
シェフに呼ばれてMaYさんへアップルワインを飲みに行くことになりました。
MaYへやってきました
というわけで、さっそくMaYさんにやってきました。札幌の山鼻地区にあるMaYさんの事務所です。
周辺で一軒だけヨーロッパみたいな雰囲気を醸し出していて、目立ちます。
サイトウ「お邪魔しま〜す」
マーカス「ようこそ!今日はよろしくお願いします!」
通していただいたのは事務所1階にあるキッチンスタジオ。シェフがこだわった設備と器具がオシャレに並んでいます。
以前はここで料理教室などを行っていたそうです(残念ながら現在は休止中)。現在はケータリングやイベント出店のための料理の製造をここで行っているそう。
迎えてくれたマーカスシェフ。この日はバレンチノでした。
マーカス「これが今回MaYで販売するアップルワインです!」
6種類のラインナップがずらり。
マーカス「本当はもう1種類あるんですが、商品の到着が間に合いませんでした。ごめんなさい。今日はこのアップルワインを飲んでみてもらいたいと思っています。」
サイトウ「おお〜〜、わかりました。よろしくお願いします!」
そもそもアップルワインって?
サイトウ「ところで、アップルワインって、そもそもどんなお酒なんですか?」
マーカス「アップルワイン(ドイツ語ではApfelwein)は文字通りリンゴから作ったワインです。日本でもニッカさんが製造していますね。
ドイツでは古くからアップルワインの生産が行われていて(※1600年ころにはすでにあったそう)、製造メーカーもたくさんあります。ドイツではリンゴの品種もすごくたくさんあって、アップルワインも20以上の品種から作られているんですよ。
アップルワインは日本ではシードルとして知られていますね。発泡性なのでスッキリと飲めて、ドイツではすごくスタンダードなお酒です。ブドウのワインよりもカロリーが低くて健康的だし、二日酔いしない!と僕は思っています。」
サイトウ「ほえ〜。スパークリングということなら、女性にも好まれそうですね。」
マーカス「MaYでは社員研修でドイツへ行った際にアップルワインの製造会社にも見学に行って製造方法やそれぞれのメーカーの特徴についても勉強してきたんですよ。」
その時の様子がこちら。
マーカス「さっそく味見してみましょう!」
というわけで2階のオフィスへ移動。
アップルワインを試飲!
事務所ではスタッフの高嶋さんが迎えてくれました。
高嶋さん「いらっしゃいませ。今日はよろしくお願いします♪」
さりげなくMaYさんのオンラインショップでも販売しているアップルワインのステッカーを持っている高嶋さん。
MaYさんでは「POSSMANN(ポスマン)」社と「Schneider(シュナイダー)」社の2つのメーカーから輸入をするそうで、今回飲ませていただくのはポスマン製品が2種類、シュナイダー製品が5種類ということでした。
それでは、いざ試飲!
マーカスシェフと
高嶋さん、
そしてサイトウの3人で試飲して、味をグラフで表してみます。
1.【POSSMANN】POSSMANN1881(1881 アップルスパークリングワイン)
まず最初は
ポスマン社の「1881 アップルスパークリングワイン」です。
2019年ジャパンシードルアワードを受賞したアップルワインだそうです。
マーカス「とてもすっきりした味わいです。いわゆるドライ(辛口)なテイストですがとてもフルーティです。チーズももちろんですが、揚げ物にも合うと思います。」
味のグラフはこちら。
2.【Schneider】2018 Boskoop Alte Bäume mit Speierling(ボスコップ アルテバウム シュパイアリング)
次に
シュナイダー社の「ボスコップ アルテバウム シュパイアリング」です。
「ボスコップ」という品種のりんごを使用したアップルワイン。ボスコップは「りんごの王様」と呼ばれているそうです。
サイトウ「これは酸味がやや強めですが、甘みもありますね。ワインでいうフルボディ?っていうんでしょうか。味が濃いめの中華なんかにも合うかもしれないですね。」
味のグラフはこちら。
3.【Schneider】2018 Graurenette,Christkindler und Weinbirne(グラウレネット クリストキンドラー)
続いて
シュナイダー社の「グラウレネット クリストキンドラー」です。
こちらのアップルワインは西洋梨をブレンドしているものだそうです。
高嶋さん「西洋梨がブレンドされているので、独特の香りがしますね。肉料理に合いそうな、そんな芳醇な味わいです。」
味のグラフはこちら。
4.【Schneider】2018 Kaiser Wilhelm(カイザーヴィルヘルム)
次は
シュナイダー社の「カイザーヴィルヘルム」です。
カイザーヴィルヘルムというのはりんごの品種の名前で、ドイツでも珍しい希少な品種だそうです。
マーカス「濃厚で甘みが強いですね。樽の香りがほんのり感じられて風味が良いです。パンやパスタなどの小麦粉を使った料理に合うと思いますね。」
味のグラフはこちら。
5.【Schneider】2018 Ananasrenette(アナナスレネット)
サイトウの2品目は
シュナイダー社の「アナナスレネット」です。
アナナスレネットもりんごの品種の名前。この品種はりんごでありながら”パイナップル”のような香りがするそうです。
サイトウ「!本当にパイナップルのような香りがしますね。不思議です。これはちょっと特殊な風味なので、スパイシーな料理に合うかもですね。」
味のグラフはこちら。
6.【POSSMANN】Apfelglühwein(アップルグリューワイン)
高嶋さんの次の商品は
ポスマン社の「アップルグリューワイン」です。
こちらはなんと”ホット専用”のアップルワイン。
温めて飲むために、シナモンやクローブなどのスパイスで風味付けをし、砂糖で甘さを加えている商品だそうです。
お鍋で温めていただきます。
味のグラフはこちら。
高嶋さん「温めて飲むので甘さが一層引き立って、これからの季節にピッタリのお酒です!」
7.【Schneider】2018 Rote Sternrenette Alte Bäume(ロートシュターンレネット アルテバウム)
最後に
シュナイダー社の「ロートシュターンレネット アルテバウム」です。
今回間に合わなかったのがこちらのアップルワインですが、ロートシュターンレネットというりんごの品種の名前のアップルワインで、甘さ、酸味、芳香、果実味のバランスが良い商品だそうです。
味のグラフはこちら。
アップルワイン7種まとめ
7種類を試飲して、
全体のまとめとしては以下のようになりました。
好みに合わせてセレクトするのも楽しいですね。
マーカスシェフがおつまみを用意してくれました。
アップルワインでほろ酔いになってきたところでマーカスシェフが「おつまみを用意しましょうね!」と言って、キッチンへ降りていきました。
おもむろに取り出した食材を手際よくボードに盛り付けて、おつまみの盛り合わせを用意してくれました。
さすがシェフ!という見栄え。
マーカス「どれもアップルワインに合うものですよ。」
用意してくれたのは
・生ハム
・サラミ
・シェーブルチーズ(ヤギのチーズ)
・ハード系チーズ
・プルーンのジャム
の盛り合わせ。
マーカス「チーズや生ハムなど、味と旨みの強い食べ物ととても相性が良いのがアップルワインです。チーズはプルーンのジャムをつけて食べてもおいしいですよ。MaYのオンラインショップでも扱っているのでおすすめです!」
素晴らしくさりげない宣伝です。
マーカス「野菜とも相性がいいですから、メイマルシェに来てもらえれば、おすすめの野菜を紹介しますよ。」
さらにさりげない宣伝です。来年のマルシェが楽しみですね。
マーカス「夏は冷やしてアウトドアで。冬はホームパーティにもピッタリなので、温めて飲むグリューアップルワインも楽しんでもらいたいですね。あ、そうそう、MaYは11月22日(金)から札幌大通公園で開催するミュンヘンクリスマス市に毎年出店しているんですが、今年はグリューアップルワインも提供しようと考えていますよ!」
さりげない宣伝(ダメ押し)。
ミュンヘンクリスマス市の様子。
サイトウ「冬の屋外で温かいアップルワインはおいしいでしょうね!」
試飲を終えて
サイトウ「いや〜すっかり酔っ払ってしまいましたが、ごちそうさまでした!アップルワイン、とっても美味しかったです。用意していただいた商品それぞれに特徴があって、こんなにバリエーションのあるものだとは知りませんでした。」
マーカス「ブドウのワインが好きな方にも、逆にぶどうのワインが苦手な方にもオススメできるお酒だと思っています。特にホットアプルワインはこれからの季節にピッタリですしね!おすすめです!」
MaYさんが扱うPOSSMANN/Schneiderのアップルワインはこちらのページで詳しく紹介されています。↓
また、MaYさんのオンラインショップで購入が可能です。↓
オシャレでおいしいアップルワインをぜひ楽しんでみてください!
マーカスシェフ、MaYさん、ありがとうございました!