系列店も同じすすきのエリアに2店舗あり、一号店は昭和58年オープンしておりその歴史は古い。市内には出身者のお店が多く、「写楽」は札幌の寿司を語るにも外せないお店となっている。
すすきのエリアの重鎮
3店舗共「寿司田」グループの寿司屋だが、その歴史は古い。
写楽1号店のオープンは昭和58年。それから寿司田、古径などが続き、すすきの界隈での地位を確立していった。
第三写楽の中村店長も横浜で修業後、寿司田グループに入社したのが平成元年。現在も写楽で寿司を握り続けており、寿司田グループ出身の寿司職人たちを見て来た生き字引とも呼べる大ベテランだ。
第一店と第二店は路面店ということもあり観光客も多く訪れるが、中村店長が率いる第三店は地下にあるため昔から通う常連客が多め。連れて来られたお客さんがいつの間にか常連となり、また新たなお客さんを連れてくる、というふうに受け継がれている。そうやって長く愛され続ける理由は、常に上質な料理やお寿司を提供しつつ、時には軽快なトークを交わすなど居心地の良い空間があるからだ。
道産食材も道外食材も豊富!定番から旬のものまで多種多様なラインナップ
食材は全国の店舗共通で豊洲市場から週二回届くものに加えて、札幌市内の店舗限定の北海道産食材を札幌市場から仕入れている。
鮪や光物などの海産物を豊洲から、北海道ならではの食材は地元のものを使用。より良いネタを用意することが、写楽が北海道のものを食べたい観光客、全国の新鮮なネタを食べたい地元客どちらからも愛される一因となっている。
職人の技が光るお造りや海鮮茶わん蒸しといった3店舗共通の定番メニューのほか、春の山菜の天ぷら、夏の海水ウニといった旬のものがいただける。
中でも店舗ごとの個性が感じられるのが、焼き物、揚げ物といったメニュー表にない張り紙メニューだ。3店舗それぞれ違った一品を提供しているため、中には店舗独自のメニューを食べたいからと、そのときの気分によって店舗を使い分ける常連客もいるほどだ。